Next Index Home Previoussearch  サークルニュース1999年07月号 S_JIS


お宝電子部品を探そう

石川昌司 札幌啓成高等学校

久しぶりに秋月電子通商のホームページを見て,いくつか面白そうなものを購入してみました。そのうちのいくつかを試用レポートします。

1.3.3インチ液晶カラーモニタ(RGB入力)

カシオ製完成品(MC−310A−G)。1台なんと1,300円!バックライトに大型のU型蛍光管を採用していているので,どこから見ても明るく,視認性バツグンです。

2.ビデオ信号→アナログRGBコンバータキット

コンポジットアナログ映像信号を,R・G・Bの3つの信号線に分離して出力する回路基板のキット。上のカラーLCDはこの基板がないとうつりません(^_^;)。1キット2,700円。したがってモニタと合わせて計4,000円。(・・・世の中そんなに甘くはないという教訓)キットの難易度ですが,部品点数は若干多めです。しかし,それほど難しくありません。大丈夫だと思います。

これにビデオデッキの出力をつなぐと,きれいなカラー画像が液晶にうつります。電源は液晶モニタともどもDC12V。市販のACアダプタでOKです。ケースがついていないので,LCDの向きの調整や基板の置き場所に困りますが,鉄製スタンドに剥き出しで固定すれば,“手作り”のムードが強調されて,むしろ演示教材としては効果的かも。私は,「液晶の不思議」のテーマで,8月9・10日の物理教育学会ポスターセッションと,8月22日の函館科学の祭典で,このカラー液晶モニタを使って デモ実験を行います。参加される方は,ぜひ見ていただきたいと思います。

3.デジタル加速度計キット

高精度半導体加速度センサー(アナログデバイセス社製)使用。測定範囲−2G〜+2G,解像度5mG。電源DC9V(006P)連続使用で200時間以上。お値段はちょっと高めで4,700円。

秋月のデジタル電圧計基本キットに上記の半導体加速度センサーをつけたもの。このセンサーチップは本来2軸の加速度センサーなのですが,このキットでは1軸だけの出力を取り出して表示しています。調整は,基板上の可変抵抗を回して,水平で「0.0」,鉛直で「9.8」が表示されるようにすることで行います(笑)。

センサーICは14本足のフラット型です。ハンダ付けは慎重に。センサー部の基板は専用基板ではく汎用基板(穴も開いていない)なので,自分で配線をとり回す必要があります。しかし,部品はごくわずかですから,製作時間はそれほどかかりません。教材としての可能性は現在テスト中でまだ未知数 ですが,ひょっとしたら「運動の法則」の生徒実験等で使えないかと思っています。

4.紫外線計キット

半導体UVセンサーG3614(浜松ホトニクス)使用。1キット2,700円。これも秋月のデジタル電圧計基本キットに上記の半導体センサーをつけたもの。センサーの有効断面積は0.8mm×0.8mm。紫外線といえば,苫前商業の保格先生が幅広く取り組んでいらっしゃいますね。保格先生のセンサーもやはり小さかったですが,これと同じものかも知れませんね。

秋月のマニュアルによれば,「G5842は受光紫外線の強さに比例して短絡電流を出力します。このキットでは,出てくる電流を抵抗で電圧に変換し,電圧計で測定しています。」「受光される紫外線の強さを1mW/cm^2 とします(これはだいたい冬の日中の紫外線の強さです)。」「センサーが出力する3.84×10^-4 mA の電流が27kΩの抵抗を流れたときの抵抗の両端の電圧は,3.84×10^-4 mA × 27kΩ = 10mV 。これを小数点の位置を適当に与えて1.00 と表示します。」(一部意訳有)。余談ですが,ウチの家族にはこの紫外線計が一番評判がよかったです(^_^;)。


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